書評『新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体』

徳島大学附属図書館のブログに寄稿しました。おすすめの本をご紹介します。


書名:『新型コロナ 7つの謎 最新免疫学からわかった病原体の正体』 
著者:宮坂昌之 
出版社:講談社


新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株が話題になっている。SARS-CoV-2が細胞表面の受容体(ACE2)への結合時に働く「スパイク蛋白」に変異が検出されており、これらの変異株は従来の流行株より感染性が40~70%増加すると推定されている。

本書では上記のようなウイルス自体の特徴よりも、感染した人における免疫反応を主に解説している。I型インターフェロンが適切に産生され、正常な免疫反応が働いてウイルスを排除した場合は軽症で済む。一方インターフェロン産生不良が引き金となると、様々な炎症性サイトカインが過剰に産生され多臓器不全を惹起するという。

「自然免疫」、「獲得免疫」、「訓練免疫」や「免疫力の強さの測定の難しさ」についてもわかりやすく説明しており、新型コロナウイルス感染症のみならず一般的な免疫学を学ぶ上でも有用な書である。


1/21より、徳島大学附属図書館蔵本分館1階ホールのおすすめコーナーに展示されています(学外者も利用できます)。ぜひ手に取ってご覧ください。

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