徳島大学附属図書館のブログに寄稿しました。おすすめの本をご紹介します。
書名:『寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか』
著者:森 望
出版社:講談社
摂取カロリーを減らせば寿命が長くなる。そのメカニズムにサーチュイン遺伝子が関与し、赤ワインに含まれるレスベラトロールが注目を浴びた。本書では線虫、酵母、ショウジョウバエ、マウス、ヒトをモデルとして得られた12種類の寿命遺伝子の発見の経緯が詳しくまとめられ、その遺伝子間の連携も図12-1にわかりやすく示されている。
また「実験者と研究者と科学者」の記述は的を射ており同感できる。さらに、互いに競い合った寿命遺伝子ハンターたちの素顔が巻末に描かれているのも参考になる。本書により寿命遺伝子研究がまるわかりとなること請け合いだ。
4月22日より、徳島大学附属図書館蔵本分館1階ホールのおすすめコーナーに展示されています(学外者も利用できます)。ぜひ手に取ってご覧ください。