書評『アレルギーの科学 : なぜ起こるのか どうして増えているのか』

書評『アレルギーの科学 : なぜ起こるのか どうして増えているのか』

徳島大学附属図書館のブログに寄稿しました。おすすめの本をご紹介します。

書名:『アレルギーの科学 : なぜ起こるのか どうして増えているのか』
編者・著者: 森田英明,足立剛也
出版社: 講談社

アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、食物アレルギーなどのアレルギー疾患は、国民の約5割が罹患する国民病であり、私も喘息に悩まされている。
アトピー性皮膚炎は、ダニや花粉などの特定のアレルゲンに対する獲得免疫と、皮膚の掻爬やストレスなどで起きる自然免疫の両方が関与し、Th2細胞から分泌されるIL-31が痒みを引き起こす。
喘息では、活性化された免疫細胞からIL-13が分泌され、増加した杯細胞より粘稠度の高い粘液が大量に産生されるとともに、気道上皮のバリア機能を低下させる。
花粉症においては、マスト細胞から分泌されるヒスタミンにより、くしゃみと鼻水が即時に生じ、6-10時間後には好酸球の関与や血管透過性の亢進により鼻づまりが起る。
本書では現在のアレルギーの病態・治療の最前線がわかりやすく記載されており、座右の書としてお勧めする。

1月26日より、徳島大学附属図書館蔵本分館1階ホールのMy Recommendationsコーナーに展示されています(学外者も利用できます)。ぜひ手に取ってご覧ください。

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