徳島大学附属図書館のブログに寄稿しました。おすすめの本をご紹介します。
書名:『その医療情報は本当か』
著者: 田近 亜蘭
出版社: 集英社
新型コロナウイルス感染症流行初期では、種々のメディアにより玉石混交の情報が示され、適切な情報の見極めが困難なことを経験した。また高血圧の基準が緩和されたとSNS等で拡散され、信じている患者も少なからず存在した。
健康を維持促進するために、情報にアクセスし理解・活用するための能力が、欧米と比べて日本人は低いという調査結果がある。情報を受動的に受け取る姿勢が強いためだ。情報を鵜呑みにせず、科学に裏付けされた信頼できる情報を選び取ることが大切だ。
さらに、美容注射などの医療広告の不適切例、トラブルに関する公的相談機関の紹介、健康食品やサプリメントの情報の見極め方なども示されており参考になる。
4月14日より、徳島大学附属図書館蔵本分館1階ホールのMy Recommendationsコーナーに展示されています(学外者も利用できます)。ぜひ手に取ってご覧ください。