日本糖尿病学会が患者向け声明を1月4日に公表しましたのでご案内します。
糖尿病は一般的に感染症が重症化しやすい疾患であり、発熱や息苦しさなどの症状が出た場合には、まずかかりつけの医療機関にご相談ください、と呼びかけています。
コロナ禍で運動不足になった方、体調不良で不安な方は、まずはお電話で、当院にご相談ください。
「糖尿病患者の皆様へ:新型コロナウイルス感染症の流行拡大に際して」
新型コロナウイルス感染症の流行が拡大する中、不安な気持ちでお過ごしの方も多いのではないかと思います。
糖尿病は、特に血糖コントロールが良くない場合、一般的に感染症が重症化しやすい疾患です。感染した場合、重症化しないためには、出来るだけ早期に診断をつけて適切な治療を受けることが大切です。
新型コロナウイルスを含む感染症は、医療機関で診察や検査を受けることではじめて診断されますが、肺炎などの症状が見られればPCR検査等の結果にかかわらず、必要な治療が開始されます。発熱や息苦しさなどの症状が出た場合には、保健所やPCR実施機関ではなく、まずかかりつけの医療機関に連絡してどのようにすれば良いかご相談ください。
コロナ禍においても、人混みを避けての運動や家の中で体を動かすこと、一定の間隔でかかりつけの医療機関を受診して自分の血糖コントロールや体の状態を確認することも重要です。
患者さんと医師・医療従事者がよく連携を取って、この困難な時期を乗り切りましょう。
一般社団法人日本糖尿病学会
http://www.jds.or.jp/modules/important/index.php?content_id=208